タノシーの楽しいブログ

たくさんの味方を作る方法 D・カーネギー「人を動かす」

今日は本の紹介

著者はデール・カーネギー、タイトルは「人を動かす」

優しそうな顔してるカーネギーさん

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4つの章になっているから内容を少しずつ紹介するよ

・人を動かす三原則

人を動かすにはただの命令では難しく、相手の気持ちを理解してやることが大事

子供にしつけをする場合に、命令するのではなくどうすれば自分から行動したくなるのかを考えねばならない

・人に好かれる六原則

人に好かれるには、まず相手に興味を持ち、自分のことを伝えるよりも相手の言葉に耳を傾けること、そして相手は何に興味があるのかを見抜いて、その話を聞く

人というのは、自分の思った事とか意見を言いたがるもので、それをしっかりと聞いてくれる人を大事にするよ、というような内容

・人を説得する十二原則

まず相手の意見を大事にすること、これは人に好かれる方法にも書いてあるように、話を聞いてくれる人には相手も少しずつ心を開いて、こちらの話も聞いてくれるようになって良い方向に話を動かせるようになる

相手の考えが例え間違っているものだとしても、まずは理解を示す、その後にだけど僕はこう思うんだよ、と言ってあげる、頭から話を否定されては相手も腹が立つだけだからね

・人を変える九原則

やる気の無い社員にどうやってやる気を出させるか、というような話

まずはほめる!小さなことでもとにかくほめる!あなたは素晴らしいと言ってあげる、これをなかなか日本人はしないよね、出来れば何も言わないし、出来ないと叱る

新しい事に挑戦させる時には「あなたならきっと出来る、私は確信している」そうやって期待をかけてあげることで、相手はよし頑張ろうという気持ちになってくれる

 

 最後に一つ、本の中から僕の好きな話を引用させてもらいます

ある有名なテストパイロットがプロペラ機に乗り飛行していたところ、上空300フィートのところでエンジンが止まってしまった、巧みな操縦で無事着陸し、負傷者は出なかったものの機体はひどく損傷した

原因は燃料だった、ガソリンを入れるべきだったのにジェット機用の燃料が積まれていた

パイロットは飛行場に戻ると整備を担当した男を呼んだ、若い整備士は自分のミスを悟り自責の念に打ちひしがれていた。頬には涙がとめどなく流れている。高価な飛行機が台無しになったばかりか、危うく乗組員の命が失われようとしたのだから当然だろう

パイロットの怒りは想像にあまりある、どのような言葉で整備士を叱ったのか

いや整備士は叱らなかった、批判もしなかった、それどころか整備士の肩に手をかけてこう言った

「君は二度とこんなことを繰り返さない。私は確信している。確信している証拠に、明日、私の乗る飛行機の整備を君に頼もう」

 

この整備士が、翌日どれだけその飛行機を入念に整備したのかは簡単に想像できるね

反省している人をさらに叱っても意味は無くて、それはただ自分の怒りを相手にぶつけるだけになっちゃう

こんな感じの話が他にもたくさんあるから、興味があったら読んでみて

ByeBye